どじょ子の「どじょう道場」

どじょうで土壌も地域も元気にしたいと思い、淡路島で「イチからはじめる田んぼでどじょう養殖」にチャレンジしています

【どじょう養殖研究】書籍紹介1「ドジョウ~養殖から加工・売り方まで」(牧野博著)

こんにちは、どじょ子(どじょこ)です。

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今日は、どじょう養殖を勉強するために購入し、とても参考になった一冊を紹介します。

 
まずはこの一冊から始めよう!何でも書いてある

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インターネットで「どじょう 本」ないし「ドジョウ 本」と調べ、検索してみました。

 

すると、最近の検索は優れすぎなのか(?)、「土壌」の本が出てくる出てくる!

「土壌じゃなくて、ドジョウやねん!」とツッコみながら、探しました。

 

私は、町の本屋さんを応援しているので、普段はインターネット販売ではなく、本屋さんに行くのですが、どじょう養殖に関しては、まずはインターネットで調べた方がいいです。

 新刊は出ていないのでそもそも本屋さんに並んでいる確率が低いのと、ニッチなので取扱が少ないからです。

 

そんな、「土壌本」に邪魔される中、出てきたのが今日紹介する一冊でした。

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「新特産シリーズ ドジョウ~養殖から加工・売り方まで」(牧野博著)

 

この本は、絶対にオススメ!

どじょう養殖をしようという方はもちろんの事、お米を育てているという方にもぜひ読んでいただくとタメになる本だと思います。


副題にもある通り、まさに養殖のイロハから、加工、売り方まで掲載されている一冊で、初心者の私にもとても分かりやすい一冊でした。

 


養殖技術からどじょう料理の作り方まで書いてある

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この本の目次・構成は次のとおりです。

 

第一章 大和ドジョウを復活させる
第二章 ドジョウ養殖の知識と準備
第三章 ドジョウ養殖の実際
第四章 ドジョウ料理店のつくり方


メインはどじょう養殖技術についてですが、著者の牧野さんは熊本県で「どじょうの牧野」をオープンし、どじょう料理を提供されている方。

 そのため、ドジョウ料理についても紹介されているのが、本書の特徴でもあると思います。

 

どじょうの養殖ができるようになっても、結局「どう活かすか」(どう売るか)を作らなければ、意味がありません。

 

どじょうを育てるだけでは、土壌を元気にすることは出来ても、「地域活性」にはならないからです。

 

「需要と供給」という言葉がありますが、販路・売り方を確立することと、安定供給できる仕組みを整えることは、どじょう養殖において必要な2本柱だと言えます。

 

本書は、養殖技術とともに販売についても触れられており、バランスのとれた一冊です。 

何より、分かりやすく書かれているので、どじょう初心者で、生物など理科が苦手な私でもあっという間に最後まで読むことができました。

 

「養殖を始めてみようかな」と思われた方は、読まれるといいと思います。

 

ちなみにこちらの本、1996年に初版が出版され、2017年時点で「11刷」となっています。

 

これは、増刷が繰り返された証拠。
それほどニーズがあった一冊なのでしょうか!

 

そのくらい「どじょう養殖」に興味を持つ方が増え、どじょう養殖が広まると良いなと思います。

 

どうじょ、よろしくお願いします!